パブリックとプライベートを明確にゾーニングした、スタイリッシュで機能的なエクステリア 岡山県倉敷市O様邸
![]() |
角地の形状を活かし、プライベートガーデンとカーポート・エントランスのゾーンを明確に分け、それぞれが使いやすく機能する設計としました。
木調の囲いと天然石の花壇、そして天然砂利とインターロッキングを組み合わせて外周を舗装するなど、街並みに溶け込む景観も意識しています。
南に面したプライベート・ガーデンは、カーポートSCを活用してテラスガーデンに仕上げました。
細い横格子とモダンなコンクリートの囲いが庭に風と光を運び、大きな屋根が真夏の直射日光を遮ってご家族の憩いの空間を守ります。
![]() |
キューブ型のミニマルな直線デザインの住宅と、サッシのブラックを意識して、カーポートは本体と屋根をマットブラックで統一。
屋根は玄関前まで張り出させ、アプローチにかけることで、荒天時でもストレスの少ない玄関への動線を作っています。
駐車場の足元から玄関にかけて、ブロック状の土間コンクリートで舗装して機能的に。
目地には外周のインターロッキングに使用した化粧砂利を入れ、全体の統一感を出しました。
![]() |
白いタイルが少ない光を反射し、空間を明るくクリーンに見せてくれます。
玄関周りを道路から目隠しする大ぶりなサイズの門柱は、左官技術を駆使して自然な白に塗装しました。
経年で錆が乗ったような漆喰の風合いを再現し、落ち着きのある和のエントランスを演出しています。
門柱は細い黒のフレームで囲い、同じく黒のインターホンと切り文字サイン、シンプルな口金ポストですっきりとアレンジすることで、ナチュラルなマチエールを際立たせています。
植栽も厳選し、雑木をメインに足元へグレーのクラッシュロックを添えて、モダンながらも野趣あふれる風景をつくりました。
玄関横には株立ちのヤマモミジを植え、足元にギボウシなどの宿根草とクラッシュロックを添えました。
四季折々に変化するモミジが、街の一角に山野の風を運びます。
自然の風景を日常の中で楽しめる、機能性とデザイン性を兼ね備えたエクステリアとなりました。



